【運動の専門家監修】屋内、屋外、施設、理想的な運動環境の作り方

対談にご協力いただいたのは運動の専門家である日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー「木下 幸司」さん。

本日は、屋内、屋外、施設、理想的な運動環境の作り方について教えていただきました。

目次

環境による運動の種類

環境による運動の種類

木下さん、今日もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

目的に応じた運動の種類がある、ということでここまでいろいろと説明をいただきました。

今日は、どんな環境でその運動を取り入れていけるのかについてお伺いしたいと思います。どのような方法がありますか?

①自宅(屋内)での運動
②屋外での運動
③施設での運動

環境という意味では、運動される方にはいくつかの選択肢があるかと思います。

ご自宅で運動したいという方、屋外で何か運動をされたい方、そして私たちのフィットネスジムなどのトレーニングジム、運動施設を利用される方ですね。

この3つくらいに分けられるかなと思います。

ありがとうございます。確かにそうですね。
僕も昔走っていた時、家の中で黙々とやるのは少し苦手で、外へ出て走るのを好んでいました。そうした違いもありますよね。

自宅(屋内)での運動

自宅(屋内)での運動

そうですね、はい。
まずは屋内、たとえばご自宅での運動からですね。家の中のスペースを使ってできる運動となると、一畳分ぐらいのスペースがあれば、座って行えるエクササイズや立ってできるエクササイズなど、意外と幅広くできることが多いと思います。

自分の自由なタイミングで出来る(メリット)

利点としてはやはり自分の家なので、時間を自分の自由なタイミングでできますし、あとはもちろん人の目を気にせずできます。誰かと待ち合わせしないといけないとか、誰かがやっているからできないわけではないと思いますので、割と自由が利くという意味ではすごいメリットがあるかなと思います。

ただし、私たちこういうジムで仕事をしていますので、こういう所であればやはり機材があったりして、いろいろな運動ができるという所でのメリットもあります。

運動出来る種目数が少ない(デメリット)

でも、ご自宅になるとできないわけではないですが、運動できる種目数としては若干少なくなるかなと思います。そのため、トレーニングできる幅が減るという点はありますね。

ただ、まずは運動を始めていこうという初心者の方や、都合がつかなくて自宅で運動する方にとっては、自宅で運動することはすごいメリットがあるのではないかなと思います。

ありがとうございます。ある意味費用もね。

そうですね。

費用がかからないから、家用に走る機械とか買えなくもないんで、投資のしようがあると思うんですけれども、ある意味自由さとか、自分のペースで運動できることも大きな魅力ですよね。

そうですね。

代わりにかなり目的意識をはっきりしないと中座しちゃうという。

そうですね。

そんな感じしますね。

やっているけど、何か本当にこれはというようなものもあるかもしれませんし、やっているだけで満足感を得ているものの、実際には何の効果も出ていないということもあるかもしれません。

その辺はちょっと注意が必要かなと思いますね。

あとは、励ましてくれる人もいないと、中々続けるのは難しいですよね。

家族がいれば「頑張ってるね」と言われることもあるかもしれませんが、一人暮らしの方だと、少し孤独な感じになるかもしれませんね。そういう点では、ちょっと寂しさを感じることもあるかもしれませんね。

コロナの絶頂期、つまり一番ひどい時はどこの国だったかな、ベランダでランニングしていたみたいな光景を見ましたけど、今はそういう状況ではないですよね?

そうですね。

ですけども感染症とかを考えると、屋内でもいいかなと思う人も多いでしょうから、一つ抑えておくといいかもしれませんね。

屋外での運動

屋外での運動

2つ目は屋外ですね。

屋外でできる運動としては、ウォーキングやランニング、あとは自転車に乗るサイクリングなどがあります。

また、少し集団になるかもしれませんが、草野球やサッカーなども良いですね。
それに、屋外と言いながら体育館の中で行うママさんバレーやバスケットボールなど、集団で楽しむスポーツもあります。

みんなでスポーツを楽しむことで、体を動かす方もいらっしゃるのかなと思います。

比較的人が出てきたりもう少し動きが伴うような感じですかね?
ゴルフの打ちっぱなしとかはどうですか?

立派な運動だと思います。運動という意味では、あまり動く範囲は少ないかもしれませんが、スイングすることで振ることができますし、何気なく打っているわけではなく、やはり集中するという部分があると思います。

そのため、メンタルコントロールや精神面にも役立つことがあると思います。

練習という側面もあるので。

そうですね。

トレーニングの中でいうとそれだけで集約できる?

わけではないと思いますけども。

イメージとしては、どうしてもランニングや歩くことなど、下半身中心の運動になってしまうことが多いと思います。

有酸素運動が多いかなと個人的には感じていますが、その点についてはどう思われますか?上半身のトレーニングについて。

屋外での運動は下半身中心となる

そうですね、意外と有酸素運動の中でも、三大有酸素運動と言われる種目があります。

「走る」「自転車漕ぐ」「泳ぐトライアスロン」とかね。

そうですね、3つの種目がありますので、泳ぐという意味では、やはり上半身を使うところがあります。

ただ、若干屋外というか野外の場合、室内になってしまうかなと思います。

屋外となるとどうしても下半身中心の動きが多いかなと思いますし、上半身で行う場合は水泳やプールでのスイミングが当てはまるのかなと思いますね。

公園の遊具を使用して上半身を鍛えるのが望ましい

一通り動いた後に近くの公園で、上半身も遊具を使ってこういうのも取り入れた方が、より全体的なトレーニングにはなりますかね?

たまに鉄棒で斜めにおじちゃんがやってるなと思いながら見てますけど。

そうですね。良いと思います。

施設での運動

施設での運動

3つ目はフィットネス施設ですね。
ジムであったりとか、エアロビクスのスタジオであったりとか、先ほど出ましたけれどプールであったりとか、というのが当てはまるかなと思います。

機材が充実しているのでトレーニング効果が高い

当然、そういう専門的な施設になりますので、ジムでしたらこういう機材が充実していますし、やはりトレーニング効果が高いというのは、やりたい種目にしっかり対応しているからだと思います。

インストラクターのサポートがある

あとはエアロビクスやスタジオのレッスンでは、当然インストラクターの先生がいますので、動きやポイントをしっかりサポートしてくれる部分がありますね。

それに、プールに関しては、やはりプールに行かないと泳げないので、そういった場所で上半身を使う有酸素運動をするのも良いと思います。

専門的な対応を受けたいのであれば、やはりフィットネス施設に行くことはとても大きなメリットになると思いますね。

費用などのデメリットも多少ある

ただし、先ほども出ましたが、費用の問題や、自分のジムやプールというわけではないので、他の利用者との共同利用になります。そのため、混み具合や順番待ちなど、うまく使いながらトレーニングすることが少し難しい部分もあるかもしれませんね。

負荷がかかる分しっかり気をつけてやらないと怪我に繋がってしまうので気にはなりますね。

トレーニングというのは結局、体に負荷をかけていくものなので、そのやり方であったりとかフォームであったり、ジムでどれくらいの重さを使って、どれくらいの回数をするかというのが体に対する負担になってきます。

それを間違えてしまうと良いことをしているはずが、逆に体を痛めてしまうことになってしまいます。その辺は見様見真似や独学でやるよりも、専門的な方に指導してもらって、まずはちゃんと安全にできるというのが大事です。

スタートしていく上で、その安全性を重視することが重要だと思っています。

お客様に合わせた運動プログラムの作り方

お客様に合わせた運動プログラムの作り方

この3種類とその他今まで出てきた目的を掛け合わせてプログラムをつくるという…。

そうですね、それをうまく取り入れるのが私たちトレーナーの役割です。

確かに。

お客様がどういう目的であって、ただし予算の問題や時間の問題、あとは距離感の問題などを掛け合わせて、じゃあその方に何が一番できるのか最優先なのかベストなのかという所を選んでいって提供していくというのが私たちの仕事になります。

逆にその頭の中ですごい情報を得て、掛け算しながらチョイスして、じゃあこれどうですか?という形で日々お客様に運動の提案をさせてもらっているという形になりますね。

ありがとうございます。だいたいよくある雑誌や運動、フィットネスとかトレーニング的なものは、その部分が前提として書かれていることが多い気がします。

一般的なフィットネスクラブに行ったことがあるんですけど、大体がそこはお客様任せです。アドバイスはするけれども何が目的なのか、深いカウンセリングがないところもあるかなというのもあると思うんですよ。

木下さんのところも、そこはまず徹底的に行っていますか?

そうですね。

話を聞いてくれて、「こういうトレーニングどうですか?」というベストな提案をしてくださる?

そうですね。私たちのその箱の所に合わせるというよりはお客様のさっきもちょっとお話しした箱の中に自分たちがどれだけ入ってそこで何ができるかという形を考えるようにしています。

先ほどお話が出たようにそこの施設に行ってじゃあ何しようというのも一つかもしれないんですけどお客さんの中に入り込んで自分たちが何ができるかという所を第一に考えている事は大切にしながら提供していますね。

お問い合わせもできるんですか?

それは言っていただければ。

わかりました。ありがとうございます。

運動後の疲労回復に最適なサポーター

キュアレのサポーターはスポーツ時のサポートが目的ではないため「スポーツ後に体を整える」目的で
使用することをオススメしています。

運動のあとは足首にも負荷がかかっていて緊張している状態で疲労も取れにくい状態です。疲労も蓄積すると、怪我やパフォーマンスにも影響するので早期回復ができるといいですよね!

ストレッチでクールダウンの時間や移動の際にサポーターを使い負担を減らす習慣を取り入れましょう。

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まとめ

まとめ

今日は環境ですか。

はい。

自宅の環境や時間の関係、また流行など、それぞれの状況に応じてできることがあると思います。まず、その前提として、どのような環境があって、どんな選択肢があるのかをお聞きしました。

やはり、年齢やお仕事の環境によって、どうしても行きたくても行けない方もいらっしゃるでしょうから、その辺りをしっかりと捉えて、自分にできることを探していけるといいかなぁ、なんて個人的に思いました。

今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

この記事を監修した人

木下 幸司 木下 幸司 株式会社オルソエクスパンド
フィットネス事業部
マネージャー

<資格>日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー、NSCA-CPT
<現在のトレーナーサポート>大阪産業大学附属高校 アメリカンフットボール部
<過去のトレーナー歴>近畿大学 アメリカンフットボール部、甲南大学 アメリカンフットボール部。近畿大学附属高校 男子バスケットボール部、パナソニック 硬式野球部、ハンドボール 女子U18日本代表、バレーボール JOC女子大阪南選抜 など

⚪︎⚪︎のアバター 塚本 幸規 株式会社キュアレ
取締役/整体師

美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポート。リピート率90%の店舗作りを手掛け、そのノウハウを治療院、エステサロンへ伝授。医療グループ商品開発部門の取締役として、地域医療と個人サロンが連携して顧客をサポートできる仕組み作りをしている。

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