2月・3月は決算期を迎える企業も多く、今期の着地と来期の戦略立案が重なる、最も忙しい時期のひとつです。重要な意思決定が続くなか、つい後回しにされがちなのが「睡眠」です。
今回の対談では、睡眠の専門家の矢野 達人先生が、決算期だからこそ見直したい“経営者の睡眠”をテーマに語ります。睡眠不足は判断力や集中力を鈍らせ、組織全体にも影響を及ぼしかねません。
忙しい時期だからこそコンディションを整える――。短時間の仮眠や、数分目を閉じる習慣など、すぐに実践できるヒントをお届けします。
決算期と睡眠について


2月になってくると、会社さんによっては決算期ということもあったりして、一番バタバタしている時期だと思います。年末年始があってから、ずっと忙しくしているという方もいるんじゃないかなと思うんですよね。

税理士さん界隈が大変そうです。

ヒーヒー言ってる時期だと思います。
そんな中で「睡眠をちゃんととりなさいよ」「おろそかにしてはいけないよ」という点で、この決算期に向けてのエピソードをお聞かせいただければと思っています。
特にこの時期は睡眠不足になりがちになるかもしれないけど、改めて「この時期だからこそ睡眠を見直そうよ」というお話とかってありますか?

そうですね。先程の決算期というところで、さっき税理士さんと僕言いましたけれども。
経営者さんって、決算期だから最終の追い込みももちろんあると思うんですけど、同時に来期の年間のこととかも考えるじゃないですか。

大体そっちですよね。

そっちに時間を使いつつ、今期の着地どうするとか、いろんなことが重なる時期だと思うんですよね。
意思決定とか検討事項が多い。予算組とか、それでいいのかどうかとか。そういうふうに脳をたくさん使う時期だと思います。
だからこそ、そこに向けていいコンディションを用意しておくというか、準備しておくっていうのはとても大事かなと思っています。

むしろ重要な会議も多そうですよね。
経営者は睡眠にこだわっている


最近は睡眠の重要性というのも、すごく言われていますよね。

そうですね。

アスリートもそうだし、経営陣とか結構若い方が睡眠を気をつけている、なんてことがありますけども。

確かに、イケイケなベンチャー系のイメージがありますね。

これ、やっぱりコーチングしながらも経営者の方にアドバイスしたりとか、実際に有名な方で意識されている方とか、何かあったりしますか?

そうですね。有名どころで言うと、昔からホリエモンさんとかは、よく睡眠が大事だってめちゃくちゃ言ってらっしゃいますし。
海外とかでいうと、アマゾンのCEOですか?ジェフべゾフ?あってます?

あってます。あってます。
一人一人の自分の勝ちパターンを持っている

ジェフ・ベゾスさんとかも、睡眠のことをすごくおっしゃられていますし、睡眠の方が大事だとおっしゃっている経営者さんは結構多いです。
ただ、見ていくと皆さん、取り方とか時間とか、質なのか時間なのかとか。やはりそれぞれのこだわりがあるなと思うんですよね。
共通して言えることは、一人一人が自分の勝ちパターンを持っている、というのはすごく感じますね。

睡眠に対しての、ってことですね。
生死を分けるような事故みたいなのは、現場が多いと思います。けれど、同じようなことが経営判断で起こっていると考えると、大災害にはならないかもしれませんが。
ジリジリ社員さんたちは窮地に、って言うと変ですけれども、追い込まれていってしまうこともあるのかなと思います。

そうですね。

落としていってしまうことをやりかねない、というのは普通に想像するとあるかなっていう。

そうですね。船頭がこっちだと言えば。

みんな行きますよね。
睡眠不足の状態では脳はコミュニケーションを避けようとする

仲間・部下が相談をしてきた時にも、やっぱりちゃんと向き合って適切な指示だったりアドバイスをしないといけないと思うんですよね。
でも、睡眠不足の脳ってコミュニケーションをとにかく避けようとする。本能的に、これ以上のストレスは与えないように、っていう感じになりやすいんです。
鬱陶しそうな表情が出てしまったり、適当なアドバイスをしてしまったり。そういうボディーブローみたいな形で、人間関係とか信頼関係が崩れていくというのも、もちろんデメリットとしてあります。
それこそ国会のような、国の政策を決めるような場でも、居眠りしている映像とかよく見ると思うんですけど。そういう人たちが国の方針を決めているんだ、って思うと。

違う意味で怖いですね。

怖いと思います。
災害時に記者会見を開くとか、そういうのは仕方がないにしても。ちゃんと寝てもらえるような、というか、そういったところまできっちり管理といいますか、価値観が変わってくると。
より日本は豊かになっていくのかなと。経済も発展して、国の政策も国民の声をちゃんと反映できるようなものになっていったりとか。国が変わっていくのではないかなと思っています。

なので、現場も大事だし、やっぱりボードメンバーというか管理職の方も大事だ、ということですよね。
とはいえ忙しいじゃないですか。自分の仕事もあるし、そういった経営判断もしなければならない。あると思うんですよ。
そういう場合の睡眠との付き合い方みたいなもので、特にこの2月・3月に活用できるような方法とかってありますか?
睡眠不足の危険性

酒気帯び運転と同程度の脳機能の低下をもたらす

そもそも、睡眠不足・睡眠不良という状態で仕事を続ける・進み続けるというものは、酒気帯び運転と同じぐらいの脳機能の低下だ、ということが言われています。
そういった中で意思決定もそうだし、適切な作業だったり経営というものが難しいと思います。
おすすめの対処法


そんな状態で走り続けるのは危険です。これは誰でもわかると思います。
ではどうすればいいか、というところで。やはり日中の間にもブレイクを計画的にとっていただくことが僕は大事かなと思います。

休憩ですね?
計画的に仮眠を取る

そうですね。「眠たいから寝よう」というよりは、どちらかというと計画的に、戦略的に。
お昼寝をとる、仮眠をとる、ということをしていただくのが一番かなと思います。
日中に分散して休息を取る

夜の睡眠時間が確保できないのであれば、日中に分散して休息をとって、脳のパフォーマンスを高く保ちましょう、というのが僕がよくお伝えすることですかね。

結構お昼寝も、寝すぎもよくないっておっしゃっていたじゃないですか?大体15分から20分ぐらい。

そうですね。

この辺が頃合いですか?
お昼寝は15分~20分が目安

年齢にもよりますけれども、大体働く方々でいうと15分〜20分ぐらいが目安にしていただいたらいいかなと思います。
数分目を閉じるだけでも脳疲労を抑えられる

それすらも難しい、という声も結構いただきます。環境がないとか。
そういう方々には、それのマイクロバージョンとして、1~2分でいいので目を閉じる、っていう行為だけでも脳疲労はだいぶ抑えられます。
まとまった15分が無理なんだったら、1~2分をポンポンポンと取る、というような取り方も僕は推奨しています。
生活環境の中で休息を取るタイミングを考える

実際、矢野さんが取り入れている小さな休憩ってありますか?

そうですね。ちょっと大阪なんですけれども、地下鉄の駅で電車を降りて、そこから地上に改札口に上がるまでのエスカレーターが長いんですよ。
大体1分ぐらいかかって上まで上がるんですけど、その間、周りを見ていると皆さん、その時間でもスマホ触ったりされています。
けれど僕は、その間ずっと目を閉じています。何となくわかるじゃないですか。明るくなってくるから、そろそろかなと思ってパッと目を開けて。
いつも、ちょっとチキンレースみたいな感じで、どこまでギリギリまで目を閉じれるか、みたいなことをやったりしていますけれども。
極力「今、別に触る必要がない時まで触る」というのを控えて、そこだけでも目を閉じる。今日の1日の予定の確認だったり、目標のマインドセットだったりとかを、その1分間でセットしておくんです。
電車って、通勤に使う方は毎日乗ると思うので。「ここを通る時はいつも目を閉じる」「脳を一回ブレイクさせて、マインドセットする」「上がったらそこから仕事モード」みたいなものを、ルーティン化していくのでもすごく有効だと思っています。
なので、皆さんの環境だったらどういうところがあるかな、というのをちょっといろいろ考えてみていただくのもいいかなと思います。

結構、案件が続いていたりとかタスクに埋もれているときもありますよね。そういうときは、ひと区切りついたら瞑想じゃないですけど、少し目を閉じて。
次の「よし、やるぞ」みたいな感じでスイッチを入れてから組むと、良いですかね?

やっぱり脳が疲れる理由というところを深堀っていくと、結局は視覚情報が8割・9割と言われていますから。
目を開けながら「良し」と考えていても、その間も目からは情報が入ってきているので。目を閉じることで、一旦、脳が疲れる原因を遮断した上で心を整えていく、というのがすごく有効だと思います。
マインドフルネスなんて言われて、瞑想がいいと言われているものの。より手軽バージョンみたいな感じで取り入れていただくと良いかなと思います。
まとめ


目を閉じるだけなので、この時期にちょっと意識してやってみていただいて。

お金かからないですからね。

乗り越えてみたら、習慣化できたりするといいですね。

いいと思います。

ちょっと参考にしながら乗り越えて頂けたらと思います。はい、今日もありがとうございました。

ありがとうございました。
決算期こそ整えたい、睡眠の“質”という投資
決算期のように脳をフル回転させる日々が続く時期こそ、「どれだけ眠るか」だけでなく「どう眠るか」が重要になります。短時間でも質の高い睡眠を確保できるかどうかが、翌日の判断力や集中力、そして組織全体への影響を左右します。
そこで注目したいのが、整体発想から生まれた枕「THE MAKURA」です。首や肩への負担を軽減し、自然な寝姿勢をサポートする設計により、睡眠中の身体の緊張をやわらげ、深い休息を後押しします。
忙しい時期だからこそ、睡眠を削るのではなく“質を高める”という選択を。決算期をベストコンディションで乗り切るための一つの投資として、睡眠環境を見直してみてはいかがでしょうか。






















































































































































































