本記事は、ママスリープコーチ・城田香織(しろた かおり)さんの監修を受けています 。

【監修者】ママスリープコーチ・城田香織
産前産後から思春期まで、親子の睡眠をサポートする睡眠の専門家。家庭の生活リズムづくりに詳しく、冬の時期に乱れやすい“親子の睡眠習慣”について現場経験をもとにアドバイスしています。

受験期に知っておきたい「休息」と「休憩」の違い
家族のピリピリをやわらげる、睡眠の整え方
1月。
受験を控えたご家庭では、子ども本人だけでなく、お父さんお母さん、兄弟まで、どこか気を張った毎日になりがちです。
「早く寝なさい」
「もう少し頑張れるでしょ」
そんな言葉が増えて、気づけば家の中までピリピリしている。
悪気はないのに、空気が重くなる。
そんな経験はありませんか。
城田さんは、受験期の家庭の空気を「スポーツの公式戦前」にたとえます。
大切な試合を前に、みんなが緊張して、体調管理に神経を使うあの感じ。
受験も、それとよく似ています。
だからこそこの時期に大切なのは、
「もっと頑張らせること」ではなく、
しっかり休める状態をつくることです。
そのヒントになるのが、「休息」と「休憩」の違いです。
休憩と休息は、似ているようで役割が違う

休憩と休息は、同じ「休む」でも役割が異なります。
休憩は、今やっていることの途中で、少し一息つくこと。
お茶を飲む、トイレに行く、軽く伸びをする。
短い時間で気分を切り替えるためのものです。
一方で休息は、勉強や仕事から一度しっかり離れて、
体と心を回復させる時間を指します。
睡眠や、ゆったり過ごす時間がこれにあたります。
休憩は、ちょっと立ち止まること。
休息は、いったんリセットすること。
受験期は、休憩は取れていても、
休息が足りていないケースが少なくありません。
受験期の子どもには睡眠の量も欠かせない
最近は「睡眠は質が大事」と言われることが増えました。
もちろん、それは間違いではありません。
ただ、城田さんが強調するのは、
成長期の子どもにとっては、睡眠の量も同じくらい大切だという点です。
「短時間でも平気」というタイプは、実は少数派です。
多くの場合は、ただの寝不足になってしまいます。
睡眠が足りないと、
集中が続かない。
イライラしやすくなる。
覚えたことが頭に残りにくくなる。
勉強時間を確保するために睡眠を削ると、
かえって効率が下がってしまうこともあります。
城田さんの家庭で大切にしている考え方

寝る時間を先に決めて、逆算する
城田さんのご家庭では、受験期でも「寝る時間」を一番大切にしています。
まず、何時に寝るかを決めてしまう。
たとえば「22時には布団に入る」。
そう決めたら、その前の時間を逆算します。
21時30分にはスマホやゲームを終了。
寝る前30分は触らない。
スマホは親に預ける。
「目の前にあったら使ってしまうから」という、
とても現実的な理由です。
ポイントは、親が一方的に決めないこと。
子どもと話し合い、納得したうえで決めることで、
守りやすくなり、注意する側の負担も減っていきます。
寝る前の環境は完璧を目指さなくていい
理想を言えば、寝る前は暗くて静かな環境が望ましいでしょう。
ただし、眠るのが苦手な子に無理をさせる必要はありません。
少しだけ明かりをつける。
落ち着く音楽を流す。
そうした工夫も問題ありません。
大切なのは、眠った後です。
子どもが寝入ったら、
親がそっと明かりや音を消してあげる。
それだけでも、睡眠の深さは変わってきます。
30秒でできる寝る前の切り替え「寝るスイッチ」

城田さんがすすめているのが、寝る前の短い呼吸の時間です。
布団に入ったら仰向けになり、
鼻からゆっくり息を吸って、口から吐く。
腹式呼吸を30秒ほど行います。
毎日同じ流れを繰り返すことで、
体は「これをしたら寝る」と覚えていきます。
自然と、入眠しやすい状態に切り替わっていきます。
家では受験モードにしすぎなくていい
城田さんは、こう話します。
「家まで受験にしなくていい。
家は、いつも通りが一番安心できる場所。」
学校では受験の話が続きます。
だからこそ、家では少し力を抜ける。
その安心感が、結果的に集中力や体調を支えてくれます。
家庭のピリピリを減らす「睡眠環境」というサポート
受験期の睡眠について、
「早く寝なさい」と声をかけ続けることが、
親子双方の負担になってしまうこともあります。
だからこそ大切なのは、
言葉で管理するより、環境で支えるという視点です。
睡眠中に首や頭が安定しないと、
無意識の緊張が抜けにくく、
朝の疲れ残りや日中のイライラにつながることがあります。
キュアレの THE MAKURA は、
成長期の首をやさしく支え、
寝返りの多い子どもでも頭の位置が安定しやすい枕です。
毎晩の休息を、無理なく支える環境づくりに役立ちます。
頑張らせる言葉を増やす代わりに、
回復しやすい環境をそっと用意する。
それも、受験期の家庭にできるやさしいサポートのひとつです。
まとめ 受験期の家庭にできるやさしい整え方
今日からできることは、ほんの少しです。
- 寝る時間を先に決める。
- スマホは仕組みで手放す。
- 寝る前に呼吸を整える。
- 眠った後は、静かな環境を守る。
「もっと頑張らせる」より、
「ちゃんと休めるように整える」。
それが、受験期の家庭にできる、
いちばんやさしいサポートです。
監修者コメント
ママスリープコーチ・城田香織さん受験期は、子ども本人だけでなく、家族全体の生活リズムや気持ちが揺れやすい時期です。
とくに年末から本番直前にかけては、「ちゃんと休めているか」に目が向きにくくなります。
睡眠や休息は、気合で何とかするものではありません。
完璧を目指すよりも、今の生活の中で整えられる部分を、少しずつ整えていくことが大切です。
その小さな積み重ねが、翌朝の集中力や、受験本番での落ち着きにつながっていきます。
— ママスリープコーチ
城田 香織















































































































































