【運動の専門家監修】半年続けた運動飽きてませんか?マンネリ打破のトレーナー術を公開!

8月、運動のマンネリ化に注意!半年継続後に訪れる“壁”とは?

梅雨や連休を乗り越え、年明けから始めた運動を半年以上続けてきた方も多い8月。体力や筋力が向上し、当初はきつかったメニューが楽に感じられるようになる一方で、「このままでいいのかな?」と物足りなさを感じるタイミングでもあります。

こうした“慣れ”による飽きやマンネリは、頑張ってきた証であると同時に、次のステップへの分岐点でもあります。

今回は、運動の専門家 木下 幸司先生に、マンネリ化を防ぎながらモチベーションを維持する方法や、負荷のかけ方の工夫についてお話を伺いました。

目次

8月運動のマンネリ化に注意

では木下さん、今日もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

8月ということで、8月の話をと思いましたけれど、6月、そして7月、ゴールデンウィーク疲れの話とか梅雨時の対策とかで、続けられるようにというアドバイスをしてきましたよね。

もし8月ごろまで継続できていたとしたら、頑張りぬいてきたとも言えると思います。

年明けぐらいから「やってみよう」と考え、目標を持ってトレーニングや運動をされてきた方もいらっしゃると思うんですが、そういう方が8月、つまり半年を過ぎたあたりで陥りがちな問題点や課題って、何かありますか?

体力の向上によりマンネリ化になる

まず、運動し始めのころは「頑張るぞ!」と意気揚々にスタートして、黙々としっかり取り組んでいたと思うんですね。

トレーニングというのは、しっかり何回も何回も繰り返すことで、力がついてきたり、身体が柔らかくなったり、体力がついてスタミナが向上したりと、自分の能力が上がってくるものです。

最初はしんどかったトレーニングや、痛かったストレッチが少しずつ楽にできるようになってきて、そこに達成感や喜びがあるんです。

ただ、同じような形で続けていると、逆にそれが当たり前のようにできてしまい、
「あれ、最初の頃はあんなに大変だったのに……」
といったように、物足りなさを感じてしまうこともあると思います。

いわゆるマンネリ化ですね。

慣れにより飽きっぽくなる

そうですね。刺激が足りないように感じて、飽きてしまう。
マンネリ化や、慣れによる飽きが出てきやすいのが、この継続して半年ぐらいのタイミングだと思います。

せっかく連休や梅雨の時期も乗り越えて頑張ってきたのに、運動が軽く感じてしまって、「これでいいのかな?」みたいに思ってしまうということですね。
結果的には良いことなんでしょうけどね。

すごく良いことではあるんですよ。

単純作業といったらちょっと語弊があるかもしれませんけど、身体がついてきたというのはいい結果なんですよね。
でも、反面、ちょっと飽きてくるというか。

はい、そうですね。

これは夏だから、というわけじゃないですか?

もちろん夏の暑さなど、外的な要因やメンタル的な影響もあるとは思います。
でも、どの季節にスタートしたとしても、継続して半年ぐらい経ったタイミングでは、こういった壁にぶつかることがあると思います。

トレーニングのマンネリ化防止策

マンネリ対策もしっかりやっていきたいところですが、トレーナーさんたちはどういった点を意識して、普段からお客様へのマンネリ化対策をされているんですか?

異なったトレーニング方法を取り入れる

僕たちジムで働くトレーナーとしては、施設的には後ろに見えるマシンやダンベルといった器具を活用しています。

そういった器具を少し変化させてあげたり、新しいマシンを使ってトレーニングしてもらったりすることで、変化をつけています。

また、マシンではなくダンベルを使って、今までとは違うやり方で同じ部位を鍛えるというような工夫も取り入れています。

重さにより体にかかる負荷を変える

重さの調整ももちろんできますので、楽々できるものを続けているだけでは、単に動かしているだけになってしまいます。

しっかり筋肉を鍛えることが目的であれば、少し重さを上げて、また強い刺激に耐えながら筋力を向上させていくようにしています。

初めてやる種目は難しく感じたり、うまくできないこともあると思いますが、続けることで慣れてきます。

できるようになることで達成感や嬉しさが生まれ、また頑張ろうという気持ちにつながるので、そういったサポートを心がけています。

運動負荷のかけ方について

負荷を上げていく場合、前もって伝えておくような形ですか?
それともその場の様子を見て、自然と上げていく感じなんですか?

両方あると思います。

たとえば、いつも10回やっているトレーニングについて、次回は15回チャレンジしてみましょうか、と事前にお伝えすることもあります。

10回でヒーヒー言っていたのが、15回できるということは、その重さが今の本人には負荷としては適していないということになりますよね。

なので、「今回は15回チャレンジしてみましょう」と声をかけて、できたら「次は少し重さを上げていきましょう」という流れにしています。

また、その場の様子を見て「なんか今日は楽そうですね」と感じたら、一応確認してから重さを上げるようにしています。

安全のためにも、本人に確認してから負荷を上げるのが基本です。

「今日は10回だけど、最後の3セット目は15回やってみましょう」と伝えて、実際にできたら「じゃあ次回は2kg重くしてみましょう」と調整していく。

そういったやり取りをしながら進めることも多いですね。

なるほど、ありがとうございます。
やっぱり会話をしながら、トレーナーの方が成長してきた部分をきちんと評価してくれると嬉しいですよね。

そうですね。僕たちも、そういう点をしっかり見ています。
できなくなる方も時々いらっしゃいますが、僕たちはメディカルフィットネスとしてやっているので、怪我をしていたり、痛みがなかなか改善しない方については、逆に重さを落とすこともあります。

ただ、しっかりフィットネスとして取り組まれている方は、そういうケースは少ないので、基本的には負荷を上げていく方向で調整します。

やりすぎて痛みが出てしまってもよくないので、そのあたりは様子を見ながら対応しています。

自主トレーニングを継続する工夫

メディカルフィットネスという観点から考えると、やりすぎさえしなければ健康増進にマイナスはありませんよね。

あとは季節によって多少負荷のかかり方が変わることもあるかもしれませんが、個人で頑張っている方に向けて、マンネリ対策やモチベーションを保つ方法についてアドバイスをいただけますか?

種目の変更

個人、特にお家でトレーニングされている方だと、使える道具や器具が限られてくると思います。

その中でも、できる範囲で種目を変更するなどの工夫はできると思います。

回数の調整

先ほども触れましたが、回数は器具の有無に関係なく調整できます。
たとえば10回を15回に増やしたり、20回にしてみたり、少し変化をつけるだけでも効果は変わってきます。

セット数の変更

セット数も、2セットから3セットに増やすことで、しっかりと負荷をかけることができます。

休憩時間の変更

休憩時間を1分とっていたところを30秒に短縮することで、筋肉にかかる負担も変わります。

負荷の調整は、回数・セット数・レスト時間などの組み合わせによっても十分可能だと思います。

そう考えると、普段何をしているのか、今回どこをどう変えるのかという点を意識するためにも、記録をつけるというのは大切かもしれませんね。
面倒に思うかもしれませんが。

自主トレーニングの記録をつける

ジムではお客様一人ひとりにカルテがあって、そこに記録を残しています。
トレーニングメニュー表もあって、そこにメモを貼って「次回はこうしよう」と書き残しておくこともあります。

ご自身でやる場合は面倒に感じるかもしれませんが、やった内容やそのときの感覚――たとえば「今日は楽にできた」とか「思ったよりしんどかった」などを記録しておくと、次につながりやすいです。

やはり、運動の目的をしっかり持って、そこに向かっていくというのが大事ですよね。
負荷がかかっているということは、その分、目標に向かって加速できているということでもあるので。

記録しながら軌道修正できる習慣があるといいと思いますが、ついつい忘れてしまいがちですし、そういった点はプロと一緒にやることの強みかもしれません。

そうですね。

ウェアラブルアプリの活用

最近ではウェアラブルアプリなどもあるので、そういったものを活用するのもひとつの手かもしれませんね。

8月のまとめ

半年ほど継続してきたことで、梅雨の時期など運動が止まりがちな時期も乗り越え、体がついてきたという方もいらっしゃると思います。

そういったタイミングで、少しずつ負荷を変えていくことで、パフォーマンス向上やマンネリ対策が可能だというお話でしたね。

最後に、お客様へのモチベーションが上がるようなひと言で締めくくれたらと思いますが、いかがでしょうか?

本当に最初に掲げた目的を、今一度見直してみてください。

人それぞれ目的は違うと思いますので、一概にこれとは言えませんが、目的を達成したときの喜びや、自分へのご褒美などを思い出して、もう一度やる気スイッチを入れてもらえるといいと思います。

そこからまた新たなトレーニングに取り組んで、しっかり目標を達成できるように頑張っていただきたいですね。

「あの洋服が着られるようになる」とか「決勝に進めるかも」といった目標ですね。
そういった目標を朝から意識しながらトレーニングに取り組んでみるのもいいですね。

難しさを感じたときには、ぜひプロに相談しながら継続していただければと思います。
ありがとうございました。

ありがとうございました。

トレーニング効果をサポートする「KAKATO MAKURA SUPPORTER」

運動を続ける中で、意外と見落としがちなポイントが「足元のケア」です。
日々のトレーニングやウォーキングでしっかり負荷をかけても、足裏やかかとに疲れや違和感がたまると、無意識にフォームが崩れたり、やる気が落ちてしまうこともあります。

そこでおすすめしたいのが、キュアレの「KAKATO MAKURA SUPPORTER」です。
これは、足裏のアーチ構造やかかとの安定性に着目して開発されたサポートギア。履くだけでかかとをやさしく包み込み、着地時の衝撃を吸収・分散してくれます。

そのため、長時間の立ち仕事や日常の歩行はもちろん、筋トレやジョギングなどの運動時にも足元の安定性が向上し、身体全体の動きがスムーズになります。

特に、今回の対談で出てきた「マンネリ化を防ぐために負荷を上げる」という場面では、下半身への負担も増えがちです。

負荷を適切にかけつつ、ケガや疲労を防ぐためには、足元からのサポートが重要。KAKATO MAKURA SUPPORTERを使えば、足裏全体のバランスが整い、筋力トレーニングや有酸素運動のパフォーマンス向上にもつながります。

さらに、薄手でフィット感が高く、普段履きの靴下の下にも装着可能。
「今日はしっかり動くぞ」という日も、「日常生活の中で運動量を増やしたい」という日も、自然に取り入れられるのが魅力です。

半年以上頑張ってきた運動習慣を、これからも快適に続けるために――。
負荷を上げるタイミングこそ、足元のケアを見直し、体の土台を整えてみませんか?

KAKATO MAKURA SUPPORTERについて詳しく知りたい方はこちら
KAKATO MAKURA SUPPORTER

この記事を監修した人

木下 幸司 木下 幸司 株式会社オルソエクスパンド
フィットネス事業部
マネージャー

<資格>日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー、NSCA-CPT
<現在のトレーナーサポート>大阪産業大学附属高校 アメリカンフットボール部
<過去のトレーナー歴>近畿大学 アメリカンフットボール部、甲南大学 アメリカンフットボール部。近畿大学附属高校 男子バスケットボール部、パナソニック 硬式野球部、ハンドボール 女子U18日本代表、バレーボール JOC女子大阪南選抜 など

⚪︎⚪︎のアバター 塚本 幸規 株式会社キュアレ
取締役/整体師

美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポート。リピート率90%の店舗作りを手掛け、そのノウハウを治療院、エステサロンへ伝授。医療グループ商品開発部門の取締役として、地域医療と個人サロンが連携して顧客をサポートできる仕組み作りをしている。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次