【運動の専門家監修】痛めたまま運動は危険!年代別の怪我リスクとケアの重要性を知ろう

秋風が心地よくなり、体を動かしたくなるこの季節。けれど、「少し痛いけどまあ大丈夫」とそのまま運動を続けていませんか? 

実は、年齢によって起こりやすい怪我のタイプや、ストレッチで防げるリスクは大きく違うのです。

10代・20代は靭帯や腱、30代・40代は筋肉トラブルに要注意。運動の専門家 木下 幸司が教える“年代別のケアポイント”で、この秋の運動を安全に楽しみましょう。

目次

10月は運動日和

木下さん、今日もよろしくお願いします。

お願いします。

だいぶ10月になって、涼しい日も出てきていますけれども、まだ日によっては暑い日もあるくらいで。

ただ、運動しやすくなる時期かなというふうにも思いますが、この時期はどうですか?

気温が少し落ち着くため、運動の時間が増えていく時期

やっぱり若干涼しくなるので、夏場に比べたら動きやすくなってきますよね。
運動のレベルや時間も、少しずつ増えていくタイミングかなと思います。

年齢とともに変化するストレッチの重要性

だからこそ、ストレッチなどの習慣もぜひ見直して、運動に取り組んでいただけるといいかなと思います。

今日のテーマはストレッチということですが、いろいろな種類があると聞いています。

先生のご経験上、年代によってストレッチの役割や重要性が異なるという話もあるので、そのあたりをぜひ教えてください。

そうですね。スポーツ分野でトレーナーとして関わることが多いんですけれども、10代や20代ぐらいの方は、やはり元気ですよね。

みなさんパワフルで、練習量やスピード、筋力もかなり強いものを持っていらっしゃる方が多いです。

そういう方が怪我をするとしたら──

10代、20代は靭帯や腱の断裂が多い

自分の強さや速さで痛めてしまうのは、筋肉というよりも靭帯や腱、アキレス腱や各部の靭帯などを伸ばしたり、断裂してしまうような怪我が多いですね。

30代、40代は筋肉が傷みやすい(肉離れなど)

逆に30〜40代になると、馬力が少し落ちてくるので、靭帯を痛める以前に、自分の筋肉のほうが先に傷んでしまうことが多いです。


怪我でいうと肉離れや、ひどくなると筋断裂になる場合もあります。
若い方と30〜40代では、怪我の内容が変わってくるというのが、僕の経験上でもありますね。

どちらにおいてもストレッチは大事だということですね。

そうですね。

筋肉を痛めてしまう危険性

パッと聞いていると、筋肉を痛める危険性があるとしても、僕らぐらいの年代の方が「筋肉を痛めるくらいで済むなら」くらいに思ってしまいがちなんですが、それもよくないんですか?

運動能力の低下につながる

筋肉くらいと思うかもしれないですが、筋肉は体を動かす原動力になる部分なので、それが傷んでしまうということは、体の動きや力の低下にもつながります。

筋肉が頑張れるが故に、怪我の癖がついてしまう

逆に筋肉って優秀なので、少し無理がきくんですね。
それがかえって癖づいてしまって、「ちょっと治ったからまた動いて、また痛めて…」というふうに、繰り返してしまうことがあるんです。

その結果、「なんだかんだでずっと痛い」という状態になってしまう。
だからこそ、しっかりと治すことに注力して、ちゃんと治ってから同じように体を動かすことが必要だと思います。

慢性化してしまうような感じですね。そうすると億劫になりますし、むしろ「もう運動なんかいいや」みたいになってしまったら悪循環ですよね。
そういう意味では、やっぱりちゃんとストレッチを──

正しくしていただきたいですね。
年齢とともに身体がだんだん硬くなってくる部分があるので、まずは正常な可動域をしっかりと動かせる状態に整えておいてほしいと思います。

腱や靭帯を痛めてしまう危険性

逆に若い子たちは、腱や靭帯を痛めてしまう危険性があるから、断裂や損傷を防ぐ意味でもストレッチが必要なんですね。

そうですね。
人体に負担がかかってしまうのは、筋肉が正常に動いていなかったりすることで、その負担が靭帯や腱に伝わってしまうからなんです。

そういうこともあるので、若い方でもしっかりケアして、ストレッチを取り入れてほしいなと思います。

やっぱり、どこまでいっても靭帯や腱を痛めるほうが、治るのに時間がかかるんですよね?

はい。痛めてしまって最終的に手術となると、メスを入れて縫い合わせたり、他の部位から腱を採取して靭帯の代わりに再建手術を行ったりするケースもあります。

手術になると数ヶ月~半年以上のリハビリ期間がかかる

そうした手術をすると、リハビリ期間も数ヶ月、場合によっては半年以上になることもあります。

そうなると、かなり長い間動けなくなってしまうので、そうならないように気をつけてほしいと思います。

ということは、今の時期に油断したらまずいということですね。

そうですね。
今のうちからしっかりと準備しておいたほうがいいと思います。

寒くなって体が固くなる時期こそしっかり準備を行う

夕方以降に寒くなってくると、体が固くなりやすいですから、今の段階でしっかり準備して、良い状態のまま秋冬に向かっていけるようにしておくといいですね。

10月のまとめ

スポーツをされている方は意識されているとは思いますが、改めて気を引き締めて、怪我をしないようにしていただきたいです。
怪我をすると本当に大変なので。

また、僕ら世代で「運動してみようかな」という方も、ストレッチをしっかりしてから始めないと、痛めてしまって、それが理由でまた体が固くなって、どんどん筋力が落ちてしまうことにもなりかねません。

ですから、注意していただいて、外に出やすくなってきたこの時期、ウォーキングからでも始めてみようかなという方は、ぜひ準備運動やストレッチをしっかりしてもらえたらと思います。

はい、今回もありがとうございました。

ありがとうございました。

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この記事を監修した人

木下 幸司 木下 幸司 株式会社オルソエクスパンド
フィットネス事業部
マネージャー

<資格>日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー、NSCA-CPT
<現在のトレーナーサポート>大阪産業大学附属高校 アメリカンフットボール部
<過去のトレーナー歴>近畿大学 アメリカンフットボール部、甲南大学 アメリカンフットボール部。近畿大学附属高校 男子バスケットボール部、パナソニック 硬式野球部、ハンドボール 女子U18日本代表、バレーボール JOC女子大阪南選抜 など

⚪︎⚪︎のアバター 塚本 幸規 株式会社キュアレ
取締役/整体師

美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポート。リピート率90%の店舗作りを手掛け、そのノウハウを治療院、エステサロンへ伝授。医療グループ商品開発部門の取締役として、地域医療と個人サロンが連携して顧客をサポートできる仕組み作りをしている。

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