【運動の専門家監修】運動不足の弊害、生活と家族と社会への影響とは?

対談にご協力いただいたのは運動の専門家である日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー「木下 幸司」さん。

運動はなぜ必要なのか? スポーツをされている方は「試合に勝ちたい」とか「自分の記録を超えたい」という数値的な目的がありわかりやすいのですが、スポーツをしていない一般の方であれば何故運動が必要なのか。疑問に思ったことはありせんか?

本日は、「運動をしないことで起こる弊害」をお伝えしたいと思います。
是非、参考にしてみてください!

運動はなぜ必要なのか?

運動の目的とは?

木下さん今日も宜しくお願いします。

宜しくお願いします。

色々トレーナーの仕事の領域の違いなど聞いてきたんですが、今日はそもそものお話を聞きたいんですけれどよろしいですか?

はい。

運動って大事というのはよく聞くんですよ、運動しましょうって。
ただ何で必要なのか明確に理解できてなかったりするんですけれども、木下さんはどのように捉えていますか?

運動って多くの人が必要だとうすうすは分かっているものの、中々行動に移せないという方は多いかなと思いますし、運動が良いのは分かっていてもそれがしっくりこないという方ももちろんいると思うんですけど、運動はしたいことや挑戦したいことに応えてくれる、肉体と精神を作り、笑顔と元気を生み出すようなものだと私は思っております。

したいこととか挑戦したいことっていうのは大会で結果を出すとかそういうことですよね。

そうですね。

スポーツされている方は分かりやすいかと思うんですけれども、試合に勝ちたいとか、自分の記録を超えたいという数値的もしくは興味というものがわかりやすいと思います。

ただ、スポーツをしていない一般の方であれば何か自分が趣味とするような取り組みをやったりとか、旅行に行きたいとか家族で何かやりたいとか、あとは年配の方だったらしっかり笑顔と元気で生活がしたいというような内容もあるかとは思います。

僕の両親なんかも海外旅行をそろそろ行けなくなるかもとか、元気で動けないとそういうのも出来ないですよね。

そうですね。

運動不足による弊害

そういう意味では色々な方にも同じように当てはまるかもしれませんね。運動の部分でむしろしていないとどんな問題というか影響を受けてしまうのでしょうか?

運動をしないことで起こる弊害として4つ大事なものがあります。

1つ目は機能的な問題が起こります
2つ目は生活への影響
3つ目は家族や周りの方への影響
4つ目が社会的な影響

この4つがあります。

・機能的な問題
肉体の機能的なものなんかが低下するということもありますので、機能低下であれば筋力の低下であったり体力低下、少し年配者になってくれば骨粗鬆症であったりとか、中高年の方であれば生活習慣病、あとは肥満なんかにも繋がってしまうという恐れがあるかなと思います。

・生活への影響
その他にも生活の中では家事であったりとか、お仕事であったりとかやはり日常生活という所にも活動的に自分がやりたいこと・したいことが出来ないというような弊害もあります。

・家族や周りの方への影響
当然自分一人だけではなくご家族であったりとか、お友達や仕事仲間であったりとか、そういう方にも何か自分が動けないという所で、例えば少し年配の方であれば介護が必要になってしまったら逆にご自身のお子さんや親戚の方に自分を世話してもらわないといけないというようなこともあるでしょうし、

逆に私も70代ぐらいの父親・母親がいますけれど、あんまり体調が良くないんですけれど自分の子供に世話されるというのは中々抵抗があるということもあったりします。私から親の事を思うとより長い間元気でいてほしいという願いもありますし。

・社会的な影響
あとはもう少し大きい範囲で言うとやはり社会という所にも影響が出てくるかなと思います。

自分達がその生活する上でも皆さん怪我なく笑顔と元気で過ごしていければその町も元気になるかなと思いますし、もっと大きいことで言えば最近ちょっと言われるような医療費の問題であったり、そういうことをクリアされるかなと思います。

自分の問題だけじゃないということもあるということですね。

そうですね。

不便だし、しんどいから嫌なんですけど、それだけではなくて両親に関わったりお子さんがいればお子さんへ負担がかかっちゃうケースも出てきてしまうということですよね。

そうですね。

あんまり意識出来ないけどそういう所も捉えていくと運動って大事ですね。

そうですね。

運動をやっていて良かった事例はありますか?

木下さんの中で運動をやっていて良かったという方って多いと思いますけれども、何か思い当たる事例とかありますか?

私が今勤めているメインの職場が整形外科と連携するようなメディカルパーソナルジムになりますので、やはり整形外科を受診されている方で色々なお怪我されてる方もいらっしゃいます。

膝痛で階段が辛い、60代女性の改善例

最近では60代ぐらいの女性なんですけれども20年ぐらい膝が痛くて、その方まだお勤めをされていて通勤中階段を見るともう避けてしまう・・・階段が登れないんですよ。膝が痛くて。

普段使っている駅の階段を避けているから、もうエレベーター・エスカレーターの場所しか知らないという形で苦しまれている方がいらっしゃるんですけど、約1年ぐらい私の方から運動指導させてもらって今は逆に階段しか見えないと。

膝の状態がすごく良くなって、最初1年前は10cmぐらいの階段を上がる練習からさせてもらったんですけれども、その時でもやはり怖いとか痛いというのがあったんですけども、それに少しずつ筋力をつけたりとか動きを良くしたりとかという所で1年経って逆に今は40cmぐらいの段差でもしっかりと、しかも重りを持った状態でも上がれるようになっていただきまして、

今は通勤中逆に階段を探してしまうぐらい階段自体に抵抗感というのは無くなったという方もいらっしゃるので、

そういう方の「嬉しいありがとう」という言葉は私にとって仕事へのやりがいに感じた所になります。

お年のことを考えると「そんなものだからしょうがないな」と諦めちゃったりするケースもあるけどそんなことないですよね。

そうですね、その方も言ってました。
「私20年こんな生活していたら諦めてたんだけれどもやっぱり諦めなくて良かった」というのは言っていただいて私もその言葉は凄く嬉しかったですね。

現代人と運動不足について

高齢の方もそうですけれども特に今若い子達、小学生・中学生とかタブレット生活だったり塾通いでずっと座っているとか姿勢が悪い子多いって聞くんですよ。

その子達が大きくなると症状も出やすくなったりっていうのもあると思うので、やっぱり若い子からもちゃんと運動習慣あるといいんでしょうね。

そうですね。
自分自身も今小学生と中学生の子供いますけど、最近のスマートフォンであったり、僕たちもそういうスマホに対して見てしまう時間長いですけれども、やはり子供の方は制限がなかなかなくて長時間使っていたりとかというのも言われるので、

そういうところで体力の低下であったりとか、姿勢の悪さを感じるかなというのもあります。

逆に自分は子供の頃そういうのなかったので、外でみんなと野球するとかサッカーするとか遊ぶということが多かったって思えば逆に今の自分の身体があるのもそういう時代の取り組みがあっての今なのかなというのは思います。

次回予告

今普通でもその先のことを考えていたり家族のこととかも考えていくとやっぱり準備していくというのは大事なのかなと今日学びになりました。

これを踏まえて次回以降は具体的に自分には何が欠けているのか?というポイントだったり、じゃあどのように補っていったらいいのかっということを掘り下げていこうと思います。

今日は貴重なお話ありがとうございました。

まとめ

木下先生、貴重なお話し有難うございました!

運動をしないことで起こる問題、影響について詳しく解説していただき有難うございました。

弊害は、自分の生活だけの問題ではなく、身近な人や社会への影響にも繋がりますので積極的に体を動かす習慣を取り入れていただきたいですね。

60代女性の改善事例のように諦めず運動指導を受けることで今の生活が快適になるのだけではなく、未来の自分をイキイキ過ごすための取り組みにも繋がります。

運動の重要性を理解して今からしっかり行動に移しましょう。

キュアレでは、生活の中に習慣化が難しいと方には物で解決できるようなアイテムの提案などをさせていただいています。

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この記事を監修した人

木下 幸司 木下 幸司 株式会社オルソエクスパンド
フィットネス事業部
マネージャー

<資格>日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー、NSCA-CPT
<現在のトレーナーサポート>大阪産業大学附属高校 アメリカンフットボール部
<過去のトレーナー歴>近畿大学 アメリカンフットボール部、甲南大学 アメリカンフットボール部。近畿大学附属高校 男子バスケットボール部、パナソニック 硬式野球部、ハンドボール 女子U18日本代表、バレーボール JOC女子大阪南選抜 など

⚪︎⚪︎のアバター 塚本 幸規 株式会社キュアレ
取締役/整体師

美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポート。リピート率90%の店舗作りを手掛け、そのノウハウを治療院、エステサロンへ伝授。医療グループ商品開発部門の取締役として、地域医療と個人サロンが連携して顧客をサポートできる仕組み作りをしている。

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