7月の睡眠対策についてご協力いただいたのは睡眠の専門家である「矢野達人」さん。 睡眠コーチとして個人の睡眠指導から法人にて事故防止のための睡眠講習やパフォーマンス向上のための睡眠の指導をされています。
サッカーチームメンバーの睡眠マネジメントを行うプログラムを行い、チームのパフォーマンスアップにも貢献されている先生です。
この対談動画では、そんな睡眠の専門家の知識と経験をもとに睡眠の質を高める方法や、効果的な休息の取り方についてご紹介しております。
7月の睡眠対策
では7月の睡眠対策について聞いていこうと思います。
今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
7月になってくると随分暑くなってきますね。
そうですね。
今この部屋もエアコンが効いています。
日もガンガン当たってくるような疲れで夜も睡眠が崩れちゃう状況なのかなと思っています。
この7月、真夏になる前の段階にちょっと睡眠の事で気を付けた方が良い睡眠対策はありますか?
ベタな話でいうとこの「熱帯夜」というか「寝苦しい」みたいな事が言われるので、前回の梅雨の時にもお伝えしました「湿度のコントロール」とかも無茶苦茶大事になってきます。
そこを我慢せずにちゃんとエアコンとかで快適を保ちましょうね!
あとは通気性の良い寝具を使いましょうとか、汗をちゃんと吸ってくれて吐いてくれるパジャマを選びましょうねとか、色々あるのでそれはベースとしてはやってもらうに越した事はないかなと思います。
・湿度のコントロール
・通気性の良い寝具を使う
・適切なパジャマ選び
無意識に日差しを避けていませんか?
僕としてはちょっと一つ日本人に警鐘を鳴らしたい。
前に良い睡眠をとるためには朝を決まった時間に起きて日光を浴びましょう、それが体内時計をコントロールしてリズムが整って良い睡眠に繋がりますよ。
というお話をしたと思うんですけれど、その時の表現としてはなるべく日中は「日の光を浴びましょうね」というような表現だったかと思います。
そうですね。
ただ皆さんどうでしょうか?
真夏で暑いから涼しいところに行きたいし、そうなったらやはり建物の中に入ってしまってそこでエアコンをかけて照明を付けて過ごす…という事が結構多くなると思うんですよ。
なので日照時間が短いという事を懸念される。冬とはまた別の理由で人があまり日の光を浴びないという行動の選択をしてしまうのが実は夏だったりするわけなんですよ。
休みの日は「暑い」「外出ないでおこう」とか、なるべく「涼しいところに行こう」ってなると例えばショッピングモールの中だとか、しかもそれも窓側だったらまだしも涼しい環境+窓側で光が入ってきてちゃんと必要なルクスを摂取できてて、それがセロトニンというホルモンの活性に繋がり、それが夜になったらメラトニンに変わっていく…という構図がとれているのであれば涼しいし睡眠にも良いし一石二鳥なんですけれど、涼しいを追求すると窓から離れますよね暑いから。
ってなると必要なルクスが全然足りないのでセロトニンの分泌量にも影響するし、そしたらやる気が出ない、何かしんどいという心理にもなってきて夜もメラトニンの分泌量に影響して眠りの質が下がるという悪循環を生むので、
そうならないように意識して今年の夏は過ごしてみてもらうと良いと思います。
なるほどですね。ありがとうございます。
睡眠で差をつける日中の過ごし方
夜の過ごし方環境も大事だと思うんです。
ただ忘れちゃいけないのは日中の過ごし方という事ですね。
夜寝苦しかったら何とかする、って言うのはある意味当たり前じゃないですか。
昼間の本能は逆に涼しい所、暗いところ、日陰好きじゃないですか。
夏場の木陰とか嬉しいじゃないですか。
嬉しいです。なるべく行きたい。
人間の本能がそうするので夜はもう当たり前です、はっきり言って。
じゃなくて、その夏場に睡眠で差をつけるのは昼間です。
という事を日本の皆様に声を大にしてお伝えしたくやって参りました!
ありがとうございます。笑
冬場でもアドバイスをさせていただきましたけれども、実は夏も日を浴びる光というのは盲点だなという事ですね。
今もこれ蛍光灯の環境化なのでルクス低いんですよね。
そうですね、撮影が終わったらすぐ外に飛び出して日光浴をしますね。
光を浴びるのは、朝でなくても良い?
朝方の時間帯にも全然問題ないですか?
日中お仕事とかで出られないというケースとかでちょっと朝だったり夕方だったり。
そうですね、そこを無理やりすると社会活動に影響を及ぼして逆効果だと思うので可能な限り、それこそお昼休憩をどこでとるかの選択で変わってきたりします。そういうところで変化をつけていくぐらいで丁度良いと思います。
・社会活動に影響を及ぼすまで行う必要はない
・可能な限り日常生活で意識する
例)お昼休憩をどこでとるか
睡眠の土台を整える事が大事
少し意識して光を浴びるという事でしょうかね。
そうですね、はい。
それは前にお伝えした通り「良い眠りの土台」なんですよ。
体内時計を整えて日光を浴びてセロトニン分泌してメラトニンの分泌を増やしていくというのが土台であって、その上に良い寝具を使いましょう、良いパジャマを着ましょう、っというのがのってくるんですね。いわゆるテクニックみたいなもんで。
土台を崩した上で何か夏場の良い眠りの対策とかグッズ紹介とかひんやり枕とか色々夏場ってメディアでも出てきますけども、それは一過性というか、根本の問題は変わらないという事を意識してもらうと変わってくるかなと思います。
ありがとうございます。
まとめ
この7月も睡眠環境はもちろん気をつけていただきたいんですが、先程の説明ベースのところですね、リズムのダイナミズムを意識してそのためには光が必要だというところを改めて確認していただいて過ごしていただけたらよさそうですね。
そう思います。
今回も貴重なお話ありがとうございました。
ありがとうございました。
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