【運動の専門家監修】この夏運動を続けないと損する理由-秋冬に差がつく健康習慣-

夏本番が近づき、日差しも気温もぐっと上がる7月。
運動を習慣にしている方にとっては、「暑くてついサボりたくなる……」という声も多く聞こえてくる季節です。

今回は、運動の専門家の木下 幸司先生に、この時期に意識すべき運動のポイントや、継続するための工夫についてお話を伺いました。

夏ならではの誘惑や、運動が途絶えたときに起こる影響、そしてモチベーションを保つヒントまで、具体的なアドバイスが満載です。

それではさっそく、対談の様子をお届けします。

目次

7月の運動について

木下さん、よろしくお願いします。

お願いします。

日も長くなってきて暑くなってくる7月ですが、運動されている方に向けてこの時期に意識していただくと良いポイントはありますか?

今運動されている方の場合、7月は今年に限らず毎年のように暑さが増してきます。そのため暑さによって「運動が嫌だな」と感じる方が少し増える時期だと思います。

億劫になりますもんね。

そうですね。

苦しいですし。

運動習慣が暑さで途絶えてしまう危険性がある

せっかく続けていた運動習慣が暑さによって途絶えてしまう危険性はあると思います。

ジムに通っている方でも、この時期は少し足が遠のくことがあるのですか?

梅雨と暑さでジムから遠ざかってしまう可能性がある

そうですね。
特に7月の前、6月の梅雨時期に雨が多いと外に出るのが億劫になり、ジムへ行く気持ちが薄れてしまう方もちらほらいらっしゃいます。

そこからさらに7月に入り暑さが加わると「梅雨+暑さ」のダブルパンチのような形で、ジムに行く足が止まってしまうケースは十分あり得ますね。

ジムは屋内なんですけどね。

そうなんです。
ただ、行くまでの道のりが屋外なので、そこでの行きづらさが影響して足が遠のいてしまうのかもしれません。

この時期気をつけたいこと

そういう意味でいうと、自宅で気軽に運動を始めた方は、ぜひ頑張って続けてほしい時期ですよね。

ただ誘惑が多いのが7月というか、止まってしまう割合が多いのも7月な感じですか?
他にも気をつけた方がいい、夏ならではの誘惑ってありますか?

アルコールの飲む量が増える

誘惑という点では、遊びやお酒が進む時期です。
ビールが美味しい季節でもありますね。

食べる量が増える

食事面でもアルコールが増えたり、つい食べる量が多くなったりすることが多いです。

友達(仲間)との遊びに目が行ってしまう

さらに夏は開放的になりやすく、友達や仲間と遊びに行く機会が増えるタイミングです。そのため、黙々と頑張るトレーニングよりも遊びに目が向きやすいこともあるでしょう。

8月もそうかもしれませんが、生活リズムが崩れやすい時期かもしれないですね。
止まりがちな時期ではありますが、ここで続けることはやはり大事ですよね。
もしこの時期に運動が途絶えると、何か弊害が出てきますか?

夏を乗り越える運動習慣があれば、秋冬の過ごし方も変わる

ここまで続けてきた運動の“貯金”がある中で、夏場にそれが途絶えてしまうと
その後の秋や冬に響きます。

特に秋冬は気温が下がり、体の代謝も落ちて動きづらくなる時期です。
夏にしっかり運動を続けておくと、次の季節の過ごし方が変わってきます。

体力がついていれば熱中症にも強くなりますし、夏に体を作ることには意味があります。それが秋冬の運動継続にもつながるので、この時期は特に重要だと思います。

運動習慣を手放してしまうデメリット

前回、汗をちゃんとかける体にしておこうというお話もありましたよね。

せっかく運動習慣がついていたのに、この時期に止まってしまうことでスタートした時よりも状態が悪くなるとか、何か悪いケースはありますか?
むしろ「やらない方が良かった」みたいなことは?

摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れる

筋力的な面でいうと、運動を始めて伸びていって、そこから一気に落ちるということは
あまりないと思います。

ただ、運動をしていたことで消費カロリーと摂取カロリーのバランスが取れていた状態があります。

運動しているから「これだけ食べても大丈夫」というラインがあったわけです。

それが運動をやめても同じように食べ続けると、摂取カロリーは変わらないのに
消費カロリーが減るため、気づいたら「あれ?前より体重が増えている」ということになりかねません。

この摂取と消費のバランスが崩れる危険性は十分あると思います。

高校や大学でしっかり運動していて、社会人になってやめてしまい体型が大きく変わるケースと似てますね。なるほど、怖いです。

そういう意味では最終的に、「やるぞ」と決めた時の初心が目標達成にならず、挫折感を感じるきっかけにもなってしまうそんな感じですかね。

運動のモチベーションを保つために

どうしてもしょうがない時期なのかもしれませんけど、トレーナーの経験の中で「やるぞ!」と気分を作り上げるために何か良い方法はありますか?

運動する前の目標を見つめなおす

運動を始める前に目標があったと思うので、まずはその目標をもう一度見つめ直すことです。

私たちパーソナルトレーナーであれば、もう一度その方と目標を確認し「これを達成するんだ」という気持ちを呼び起こしてモチベーションを上げることもあります。

頑張っているところを褒めてトレーニングに向かわせる

また、この時期はどうしても「暑いし…」といった言い訳が出やすいです。
そこを「薄着になる季節だから体を作ろう」とか、「暑い中でも頑張れている」と
ポジティブな声かけで気持ちをトレーニングに向かわせるのも有効です。

できるだけ気持ちよく運動できるようサポートすることを意識しています。

ひとりではなく、仲間と運動を行う

さらに、一人で黙々とやるよりも、グループレッスンなどに参加するのもおすすめです。

総合フィットネスクラブならエアロビクスやピラティス、ヨガなどのスタジオレッスンがあります。

そういった場では講師や仲間の存在が刺激になり、「一人だと続かないけど、みんなとならできる」という気持ちになることが多いです。
学校に通うような感覚で取り組めるのも良い点だと思います。

聞いていて思いましたが、体操教室や地域のコミュニティーなど費用がかからない場もありますよね。

そこに一度入ってみると、意外と気が合う人がいて一緒にやるのが楽しくなる。
それなら一石二鳥です。

あと、今ふと思ったんですがSNSで「やるぞ」と宣言するのもいいかもしれません。
ストイックな人なら辞められない状態にして続ける力になりますね。

7月のまとめ

グレードはありますけれども、できるところからやってみていただくと止まりがちな時期を乗り越えて、8月・9月、そして寒い時期になっても良い状態を保てるということですね?

そうですね。

ぜひこの7月、生活が崩れがちな時期ですが今日の話を一つでも参考にしていただければと思います。

今日もありがとうございました。

ありがとうございました。

この時期の運動を快適に。キュアレのサポーターで“続けられる体”へ

暑さで体が重く感じたり、運動のモチベーションが下がりやすい7月。そんな時期こそ、体を無理なく整えるアイテムがあると、運動が“続けやすく”なります。

キュアレのサポーターは、運動時の体への負担を軽減し、正しい姿勢や動きをサポートしてくれる設計。腰やひざなど、負担がかかりやすい部位をやさしく支えることで、「痛くなる前にケアする」ことができます。

暑さによる疲労やだるさで動きづらくなりがちなこの季節。サポーターを活用することで、日常のトレーニングやジム通い、自宅での軽い運動まで、無理なく快適に取り組むことが可能です。

夏に運動を止めないための“続けるための道具”として、ぜひ取り入れてみてください。

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この記事を監修した人

木下 幸司 木下 幸司 株式会社オルソエクスパンド
フィットネス事業部
マネージャー

<資格>日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー、NSCA-CPT
<現在のトレーナーサポート>大阪産業大学附属高校 アメリカンフットボール部
<過去のトレーナー歴>近畿大学 アメリカンフットボール部、甲南大学 アメリカンフットボール部。近畿大学附属高校 男子バスケットボール部、パナソニック 硬式野球部、ハンドボール 女子U18日本代表、バレーボール JOC女子大阪南選抜 など

塚本 幸規 塚本 幸規 株式会社キュアレ
取締役/整体師

美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポート。リピート率90%の店舗作りを手掛け、そのノウハウを治療院、エステサロンへ伝授。医療グループ商品開発部門の取締役として、地域医療と個人サロンが連携して顧客をサポートできる仕組み作りをしている。

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