【睡眠の専門家監修】寒暖差ストレス、冷えに負けない環境作り

対談にご協力いただいたのは睡眠の専門家である「矢野達人」さん。 睡眠コーチとして個人の睡眠指導から法人にて事故防止のための睡眠講習やパフォーマンス向上のための睡眠の指導をされています。

サッカーチームメンバーの睡眠マネジメントを行うプログラムを行い、チームのパフォーマンスアップにも貢献されている先生です。

この対談動画では、そんな睡眠の専門家の知識と経験をもとに睡眠の質を高める方法や、効果的な休息の取り方についてご紹介しております。

目次

10月の睡眠対策

10月の睡眠対策

10月になりましたね。
また今月も睡眠情報をお聞かせいただきたいと思います。
よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

やっぱり9月から10月に入ってくると変わってきますね。

そうですね 暑い日がやっと減ってきたなと。

そういう意味で10月から更に冷え込みが強くなってくる時期が出てくるのかなと思うのですが10月の睡眠環境で気を付けたいポイントはありますか?

気候の寒暖差が酷くなる前に体質を整える

世間的にはあまりエアコンガンガンみたいなのがなくなってくるので、いわゆる気候の寒暖差に近づいてくる時期にはなるとは思うんですけれども、そこで自分のベストなコンディションを保てる環境というのをしっかり作って、これからの冬、寒暖差で幅が振られないように調整していくと。

体質をそこで整えておかないとこのまま冬に入ってその寒暖差が余計酷くなって、睡眠の質が下がって免疫が下がって、ウイルスに罹って、病気になるというのが、1年のある意味セオリーみたいなものなので

体力作りや規則正しい生活を行う

運動の秋といいますかね。運動をこれから始めようかなと言う人も多い時期だと思うので、この10月から体力作り、規則正しい生活、体温調節とかも自分でしっかり出来るようにして、免疫力を高めて冬を乗り切るための準備をするのが大事になってくるかなと。

ちょうど外に出やすい時期でもありますもんね。

そうですね。
この夏の暑い日が過ぎたら運動を始めよう、ダイエットを始めようという人が多いと思うのでそこでチャンネルでも発信していると思うんですけど、運動コンテンツを参考にしながらやれることからやっていくというのが丁度良い時期かなと思います。

寒暖差ストレス

寒暖差ストレス

実は夏の話の時にも少しお話ししたと思うんですけど、真夏って暑いので建物の中へ中へ行くから日照時間が長い割に日に浴びる時間って実は短くなったりしますよって言ったと思いますが、あの話と少しリンクしてくるんです。

冷房における寒暖差が真夏には起こる

夏場の方がエアコンで冷やされて、自分が暑くなくても周りの人が暑いからと言ってガンガンに冷やされた環境から外に出てめちゃくちゃ暑いという寒暖差が発生したりとか。

それが秋に入ってくると少し減ってくる。また言ってる間に真冬に突入していって今度暖房と外の寒さみたいなもので寒暖差が出てくる。ちょうど秋って狭間になってくる所なんですけど、一言でいうと正直ややこしい季節にもなってくるんですよ。
調整が難しい。

快適な環境をいかに守るかが大切になる

なので結局何が大事かというと、やはり自分の身は自分で守るというか。
自分の快適をいかに守る環境を作るかという所が実は大事になってくるかなと思っていますね。

なるほどですね。

時代で変わる睡眠環境

時代で変わる睡眠環境

昔ながらの寒暖差の言われ方から、生活の環境によってかなり個人差が出てきているという事ですかね。

現在は羽毛布団が売れなくなってきている

やはりエアコンの発展というかそういったものもあって社会的な動きでいうと、実は羽毛布団って売れなくなってきている。業界的にですね。

それというのはやはりメーカーさんと話をしているとエアコンがこれだけ普及して当たり前になってきて、布団自体の暖かさってそこまで必要とされなくなってきているというちょっと嘆きを聞いたんですけれども。

パジャマや寝具等も発展していくため、合わせた調整を行う

なので、時代が進むにつれてパジャマなり寝具なりというのは空調関係とかも発展していきますから、それに合わせた調整を自分で出来る、自分のベストコンディションを保てる環境を何か知っておくというのが大事かなと感じますね。

エアーハラスメント対策

男性でも体温調節を気にしないと自律神経の乱れに繋がる

これもまた時代だなと感じるのがやはりそういうハラスメント。

寒いのに暑いからといってエアコンをガンガンにかけられるとか、そういうハラスメントみたいなことも言われてきている時代ですので、天気予報とか見ていて「薄手のカーディガンを羽織ってください。」みたいなことを言いますけれど、要は体温調節しやすいようにしましょうってところだと思うんです。

けれど、女性は体調調整に結構敏感なので、そういうもの(カーディガンなど)を持っていたりしますけど、男性はあんまり気にしている人を見たことがないので、そういうところで自律神経の乱れを生み出しているというのがあるんじゃないかなと思います。

なるほどですね。

男性は隠れ冷え性に気を付けよう

男性は隠れ冷え性に気を付けよう

男性は手・足、特に足先の冷えって案外気にしないみたいですね。
気にしますか?

僕はかなりやばいんですよ。
デスクワークでノマドワーカーだった時にガチガチにふくらはぎが冷えちゃってました…。

暑いよりマシという感覚を持っている男性が多い

そうやって意識出来る人はいいと思うんですけど、あまり暑いのが苦手という人は、冷えに対して暑いよりマシという感覚を持っている人が僕しゃべっている中では結構多くてですね。

でもそれは本人としては暑いよりはマシという価値観を持っていると思いますけど、身体構造的でいうと内臓の温度、要は深部体温が下がりにくい体になってきているということが言えるので、つまり暑くないな、快適だなって本人は思っていても実は睡眠の時の体温が下がらないので疲労が取りにくかったりすると思います。

足先や足元だけでも温める工夫が大事になる

男性やあまり冷えに対して気にしていない人も、ちょっと冷えているなと感じたら足先・足元だけでも温める工夫をこの時期からしていき免疫力を高めていくというのが大事になってくるかなと思いますね。

女性よりも男性の方がむしろ隠れ冷え性みたいな感じになっているケースが多いということですか?

多いと思います。

男性の方々はどんなところで自分が冷えているとかって判断したらいいですか?
何か目安があれば教えてください。

質問すると「言われてみれば」と気付く人がほとんどなので。

まずはこれを見た人・聞いた人が「俺はどうなんだろう?」、「確かにな」と実感があれば対策するべきだし、「別に気にならへんけどな」という人は実際に触ってもらったりとか色々したらいいと思うんです。そこで「これは冷えているのか」と気づいた人は今から対策するべきかと思います。

冷えを自覚する人は結構わかりやすいと思うんですけど、触れて結構ひんやりしていたらそれは冷えてるなってというぐらいの感覚でみてもいいんですか?

そうですね。
そこは正直、感じ方は個体差・個人差もあるとは思うんですけれども、言われてみれば真冬は気にしている、けどそれ以外のシーズンあまり気にしていないということが多分出てきたりしますね。

真冬は「自分の足がもう片方の足に触れて冷たくて嫌だ」みたいに気付きますが、
それ以外はあまり気にしない。いやいや真冬にそれがあるということは絶対冷えに対する対策をしていないということでは?

そうですね

真冬に感じる末梢部分の冷えは年間通して存在する

絶対に年間を通して末梢部分の冷えはあるはずだと思ってもらってもいいぐらいだと思う。

ほとんどの方が対象と思った方が良いということですね。

と思いますね。
室内でスリッパ履く人って多分、これは偏見ですけどね。

でもそうかもしれないです。
素足でいる人ってほぼいないですもんね。昔だったらいそうですけど。

女性は何か室内で靴下を履いていて、なんならスリッパを履いているイメージ。

男性って自分の家だと素足だったり、履いていても靴下だったりとかそこに対する守らなくてはいけないという本能が薄いと思うんですよ。女性に比べて。

女性は「冷えってダメ」って分かっているじゃないですか。

わかっている方が多いと思います。

そういうホルモンバランスの関係とか自分の体のことって、それこそ体温を測る頻度など絶対に男性より女性の方が圧倒的に多いじゃないですか。

なので、女性は意識している方が多いと思うので、悩んでいる方がいたらそれに向けた専門的なアプローチ治療とかアイテムを使った方がいいと思うんですけど、僕が接している多くのビジネスマンやアスリートはあまり気にしないという人が喋ってて多いのでその人達に是非「翌日のパフォーマンスにも影響が出る」という知識を教えてあげると、これダメなんだって認識してもらえると思います。

秋はそういう話のきっかけなんかが生まれやすい時期・季節かなと思います。

ありがとうございます。
筋肉量も女性と比べて多いし代謝が高い方が多いから結構なめてしまいがちですよね。

そうですね。

なんですけれども、そこを放置してしまうと結構パフォーマンスを落としてしまうよということですね。

そうですね。

なので特に美意識が高いといいますか、ちょっとそういう筋肉量とかが少ない男性なんかは万年冷えと闘ってる人はいますけど、そうじゃない人は特に体育会系の人達で「気合い・根性・ノリ」で生きている人達。ビジネスマンとかで結構そういう人が多いんですよ。

仕事のパフォーマンスか業績を上げるためとかスキルに対してはめちゃくちゃ興味・関心を引くんですけどやはり健康とかに関しては、なんか耳が痛いようですね。

後回しにしてる感じもありますもんね。

足の冷えと脳のパフォーマンスは繋がる

でも僕たちは睡眠を変えることで脳のパフォーマンスを上げてその業績やパフォーマンスも上げていきましょうという話をしているので、そこから逆算していったら「足の冷えと繋がるんですよ」ということを話をしてあげると「なるほど」となったり「じゃあちゃんと気をつけよう」となったり

その後日に話を聞くと「確かに朝のスッキリ感が違います」とか、「なんか日中眠たくなるのが減った気がします」と聞ききます。

いやその気がしますでいいんですよ、最初はね。

それを重ねていった時に「じゃあ他に何が出来るだろう」と言ってどんどん自分で出来る範囲で幅を広げていって自分の勝ちパターンを作るというところが最終的には大事になってくると思います。

気候が安定している秋に体調の勝ちパターンを見つける

それがしやすいのがやっぱり秋みたいな気候が比較的に暑すぎる、寒すぎるというのが安定させやすい時期に、そういった自分の体調、勝ちパターンというのをしっかり構築して冬に臨むことが大事です。

冬の寒さによる影響が受けにくい、風邪をひきにくい、体調を崩しにくい

というとビジネスマンにも大事じゃないですかという話が言えますし、経営者に伝えると確かにとなるので部下に伝えたいという話になったり、そういう派生が結構あったりしますかね。

このタイミングを逃しちゃうと一旦リセット出来るタイミングを逃すことになるので
もったいないシーズンかもしれませんね。

そうですね。オフシーズンと捉えたら。

オフシーズンですね。

シーズンが始まっちゃうと戦わないといけないので。

すぐに年末になりますからね。油断すると師走ですから。

年末年始は崩れやすいのでそれが一番決勝戦みたいな、そこが年末年始にありますので。

ありがとうございます。

入浴の重要性

入浴の重要性

場合によっては「入浴」もちゃんとした方がいいですか?

これは極端な話、夏でもお風呂は浸かるべきだという話があるようにですね。
そんな寒くないから今日はシャワーでいいかとかそういう問題じゃないと。

やはり身体的な構造を理解すると夏であろうが寒くなかろうが、やはり末梢部分は特に温めてあげるべきなんだなというのが理解出来ると思うので、そういったところから知っていくことが大事かと思います。

ありがとうございます。

まとめ

まとめ

まとめると10月というのはだいぶ寒暖差を言われる季節ではあるけれども、実際のところは結構屋内冷房エアコンが効いていたりしていて、実はそんなに寒暖差が屋内レベルではなかったりする。

とはいえ外にも出やすい時期だからこのタイミングで運動を始めてみたりとかして
体の溜まっている疲労を出していく、循環するエクササイズなどもしてみていただくといいよ。という事ですね。

そうですね。
良い睡眠を取るためにはやはりある程度の疲労感とか大事になってくるので、運動習慣というのは良い睡眠と直結しますよね。それと始めるいい時期かなと思います。

あとは女性ももちろん気をつけていただきたいですが、隠れ冷え性の男性にもこのタイミングを大事にして冷やさないように気をつけていただく工夫をとってもらうとというところでしょうかね。

そう思います。

わかりました。
10月も油断するともう11月・12月なっちゃいますから今日の内容を踏まえて1回ちょっとリセットをするタイミングに使ってみていただけたらと思います。

今日もありがとうございました。

ありがとうございました。

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この記事を監修した人

⚪︎⚪︎のアバター 矢野 達人 一般社団法人
オルソスリープアカデミー

睡眠サロンや睡眠クリニック、睡眠旅館などを運営、寝具の製造販売や睡眠セミナーなど、睡眠に関わるあらゆることに取り組んできた睡眠のプロ。サロンでは約2万人の睡眠をサポートしてきた。現在はニックリトルヘイルズ氏と正式に契約し、アスリートに向けた睡眠指導も本格化。「日本人の睡眠の価値観を変える」というミッションを掲げて活動中。

⚪︎⚪︎のアバター 塚本 幸規 株式会社キュアレ
取締役/整体師

美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポート。リピート率90%の店舗作りを手掛け、そのノウハウを治療院、エステサロンへ伝授。医療グループ商品開発部門の取締役として、地域医療と個人サロンが連携して顧客をサポートできる仕組み作りをしている。

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